今だからこそ!変化に対応しなくっちゃ!?チーズはどこへ消えた?
スペンサー・ジョンソンさん チーズはどこへ消えた? 読みました。
スペンサー・ジョンソンさんは、医学博士、心理学者で、他の著書に「1分間マネージャー」などがあります。
続編として、2019年 『迷路の外には何がある?』 が出版されました。
チーズはどこへ消えた? は、全世界で2800万部のベストセラーですが、本を見たとき、薄いな!と思いました。
全部で94ページです。
内容も物語風で読みやすく、あっという間に読み終わりました。
マイケルが、クラス会で再開したかつてのクラスメートに、2匹のネズミと2人の小人が、なくなったチーズに対してどう対応していくかというストーリーを語る形式で書かれています。
最後は、物語を聞いたクラスメートとストーリーについてディスカッションをしてしめられています。(訳者あとがきは、別にあります。)
大きな変化があった時、あなた の場合は、どう対応されますか?
登場人物
登場人物は、下記のとおりです。
- ネズミの「スニッフ」チャンスをかぎつける。
- ネズミの「スカリー」すぐ行動を起こす。
- 小人の「ヘム」変化に逆らう
- 小人の「ホー」変化の波に乗ろうとする。
また、「チーズ」は、自分にとって大事なもので、求めるものです。
例えば、仕事であったり、家族、お金、健康などの象徴です。
「迷路」は、チーズを求める場所であって、例えば、職場であったり、家庭や地域の象徴です。
変化への対応
物語は、迷路の中で、展開されていきます。
迷路の一角で、毎日置かれているチーズを見つけます。
迷路の中に家があるようで、スニッフとスカリーの2匹は、毎日変わらず、通い続けます。
小人の方は、しばらくすると、安定した生活の上で、近くに住むようになり、社会生活を築こうとします。
しかし、ある朝、チーズがなくなってしまいます!
2匹のネズミは、本能的に、新しいチーズを探しに出かけます。
行動が早いですね!
2人の小人の方は、まず、嘆き悲しみます。
チーズを発見するのは、難しいことだったので、ショックで立ちつくしてしまします。
これからどうすればよいか、時間をかけて考え、本当にチーズがなくなったか確かめました。
ホーは、ヘムよりも危機感を持っていて、早い段階から新しいチーズを探しにいくことを提案しますが、ヘムは、チーズに対する権利を主張し、真相を究明しようとします。
ヘムは、変化を恐れていたのです。
安定にしがみついて、ここを離れたくない。
新しいことをする気力がありません。
結局2人は、移動することができずに、チーズのあった周りを掘り始めます。
そして、チーズがまた戻ってくることを期待して、チーズのあった場所に通い続けます。
ホーは、最終的には、ようやく決断して、新しいチーズを求めて旅立ちます。
ホーは弱々しい笑みを浮かべて思った。「遅れを取っても、なにもしないよりいい」
確かにそうですね!
これからの中で、一番早いのは、今です。
ホーは、チーズを探し求めながら 思います。
今行ってることは、思ったよりも大変なことではなかった。
そして、注意深くチーズを見ていれば、変化に気づき、何が起こるか予想し、適応する準備ができたはずだ!
変化に備える
皆さん、備えましょう。
まわりで、どんな変化が起こってるでしょうか?
どのように適応していけるでしょうか?
他にも変化に対応していけない理由や変化するメリットなど、いっぱいちりばめられていて、とても勉強になりました!
- 恐怖を乗り越えれば 楽な気持になる
- まだ新しいチーズが みつかっていなくても そのチーズを楽しんでいる自分を想像すれば それが実現する
- 古いチーズに見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる
- チーズがないままでいるより 迷路に出て探したほうが 安全だ
- 早い時期に 小さな変化に気づけば やがて訪れる大きな変化に うまく適応できる
2人の小人が、悩んでる間に、2匹のネズミは、というと、すでに新しいチーズを見つけ毎日たらふく食べていました!(なくなった次の日くらいに!)
最終的に、ホーは、2匹のネズミと出会うことができました。
そして、自身の経験を踏まえ、こう整理しました。
変化は起こる
変化を予期せよ
変化を探知せよ
変化に素早く適応せよ
変わろう
変化を楽しもう!
進んで素早く変わり 再びそれを楽しもう
ディスカッション
ディスカッションでは、実は、クラスメートの皆が、ヘムのように起きてることを無視したり、変化を恐れてる部分があることを認めました。
自分では、気づかずに、いることもあるようです。
それぞれの状況に照らし合わせて、どのように変化していけばよいかを議論しています。
やはり、最初は、変化(特に理不尽な)を認めるのは、難しいと思いました。
今は、コロナウイルスによる経済の変化、仕事環境の変化が大きいと思っています。
在宅勤務が、普通になった時に、自分はどのように適応していけばよいだろう。
今後、不景気に襲われたときに、何をすればいいか考えさせられる一冊でした。
私、そろそろこのチーズ・ステーションを出て、新しいチーズを見つけたほうがいいみたいだわ
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました!
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