我が家では、先住犬のシエルに加えて、4ヶ月の子犬ノヴァを新しく迎えました。最初の数週間は相性づくりに苦労し、ノヴァの体調面でも心配することがいくつかありました。今回は、そうした実体験をもとに、2匹目の犬を迎えるときに気をつけたいポイントを整理します。
2匹目を迎えるときに一番大事なこと
2匹目を迎えるときは、「2匹目の子をどう育てるか」以上に、「先住犬の生活をどう守るか」が大事だと感じました。シエルとノヴァの経験から見えてきた注意点を、1つずつ整理していきます。
2匹目を迎えるときの注意点
2-1. 先住犬を最優先する
ご飯、声かけ、抱っこ、散歩などは、基本的に先住犬から行うようにします。シエルに「自分の立場を奪われた」と感じさせないことが、何より重要でした。
2-2. 相性は実際に暮らさないと分からない
同じ犬種でも性格やテンションの差は大きく出ます。我が家でも、最初の頃はノヴァが近づくとシエルが逃げたり吠えたりする場面が続きました。
2-3. 子犬を自由に突撃させない
子犬は遊びたくて何度も先住犬に接近するので、人間が間に入って止めてあげる必要があります。ノヴァの「遊びたい」とシエルの「放っておいて」がぶつかりやすい場面でした。
2-4. 逃げ場所を作る
先住犬だけが落ち着けるベッドや部屋、スペースを確保してあげましょう。シエルが嫌なときに自分から距離を取れることが、精神的な安定につながります。
2-5. 無理に仲良くさせない
一緒に寝る、一緒に遊ぶことを目標にしすぎないことも大切です。「同じ家でストレスなく暮らせる」状態になるだけでも、十分に成功と言えると思います。
2-6. 子犬には強制的な休憩を
遊び続けてしまう子は、ケージなどを使って昼寝や休憩の時間を作ってあげます。ノヴァは自分からなかなか遊びをやめないタイプでした。
2-7. 遊びすぎに注意する
疲労、脱水、低血糖、暑さ、成長期の関節への負担などは見落としがちです。「元気だからまだ遊べる」とは限らないので、飼い主側でセーブしてあげる必要があります。
2-8. 飼育ルールを家族で統一する
ご飯の量、混ぜるもの、おやつ、休憩、散歩などを事前に決めておきます。2匹になると「何をどれだけあげたか」の管理が一気に複雑になります。
2-9. 1匹ずつの時間を作る
2匹セットで行動させるだけでなく、それぞれと個別に過ごす時間を意識的に作ります。特に、先住犬との従来の時間をなくさないことが大切です。
2-10. 最初の数週間だけで判断しない
慣れるまで数週間から数ヶ月かかることも珍しくありません。最初に拒否反応があったからといって、それだけで「相性が悪い」と決めつけないようにしましょう。
シエルとノヴァの場合に特に重要だったこと
我が家の組み合わせでは、「静かに過ごしたい・嫌なら距離を取りたい」シエルと、「遊びたい・近づきたい・まだ加減が分からない」ノヴァという、テンション差の大きさが一番のポイントでした。
そのため、「シエルにノヴァを受け入れさせる」よりも、「ノヴァからシエルを守りつつ、シエル自身が少しずつノヴァに慣れるのを待つ」という考え方の方が合っていました。
また、シエルが逃げる・吠えること自体を、すぐ悪い行動と捉えないようにもしました。これは「もう来ないで」という意思表示でもあります。そのサインを人間が拾って、ノヴァを止めてあげることが大切だと感じています。
実際に起きたこと
ここからは、シエルとノヴァを実際に2匹飼いしてみて起きた出来事を、時系列で振り返ります。
相性面の経過
一緒に暮らし始めて1週間ほどの時点では、シエルがノヴァを拒絶する状態が続いていました。ノヴァが近づいたり追いかけたりすると、シエルは距離を取ったり吠えたりしていました。3週間ほど経過した頃には少しずつ同じ空間にいられるようになりましたが、それでも吠えることは続いていました。
ノヴァの食糞
ノヴァが5ヶ月頃、食糞(うんちを食べる行動)について相談したことがあります。この月齢では食糞自体は珍しくない一方、体重減少・下痢・嘔吐・異常な食欲などを伴う場合は、病気が背景にないか獣医師に相談したほうがよいとのことでした。
ノヴァの多飲と血液検査
その後、ノヴァが水をすごく飲むようになったことが気になり、病気の可能性を心配して血液検査を受けました。結果は異常なしでした。子犬は運動量やフード、暑さなどでも飲水量が増えますが、「すごく飲む」状態が続く場合は、実際の飲水量を一度測っておくと判断しやすいとのことです。目安として、犬の飲水量はおおよそ体重1kgあたり40〜60mL/日程度で、100mL/kg/日を超える状態が続くようなら多飲として獣医師に相談する基準になります。
シエルの食欲不振と口臭
シエルについても、1〜2週間ほどご飯を食べなくなり、口臭が悪化する時期がありました。動物病院を受診して薬を服用したところ、現在は落ち着いています。
シエルの嘔吐
また、シエルが数日間、毎日嘔吐する時期もありました。ノヴァとの同居によるストレスが引き金の一つになっていた可能性もありますが、繰り返す嘔吐は他の原因(誤食、胃腸炎、感染症など)も考えられるため、早めに動物病院を受診しました。
次に2匹目を迎えるなら、重要な3つの条件
今回の経験を踏まえると、次に2匹目を迎えるとしたら、以下の3つを重視したいと思っています。
- 先住犬とのテンション差が大きすぎない子を選ぶ
- 最初から生活スペースを分けられるようにしておく
- 「犬同士で勝手に仲良くなる」ことを期待せず、人間が距離を管理する
そして意外と重要なのが、「仲良しになったか」ではなく「先住犬のストレスが増えていないか」を成功基準にすることです。
まとめ
シエルとノヴァについても、最終的にベッタリ仲良しにならなくても、同じ部屋でお互いを気にせず寝られるくらいになれば、かなり良い状態だと考えています。2匹目を迎えることを検討している方の参考になれば幸いです。



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