最近「スマートグラス」が気になっていろいろ調べて、ついにRokid スマートAIグラスを購入しました。この記事では、スマートグラス市場の全体像から種類の違い、実際に使ってみた感想、そして購入前に知っておきたい注意点まで、まるっとまとめています。
スマートグラス市場の現状
スマートグラスは2024〜2026年にかけて急速に普及が進んでいるジャンルです。火付け役はMeta(旧Facebook)とRay-Banのコラボモデルで、世界累計700万台を突破。日本でも2026年5月にRay-Ban Metaが正式発売され、一気に注目度が上がりました。
各社が続々と参入しており、AIアシスタント系・ARディスプレイ系と大きく2つの方向性で市場が動いています。価格帯も4万円台〜11万円台と幅広く、用途によって選ぶモデルが大きく変わります。
スマートグラスの種類
現在のスマートグラスは大きく2タイプに分かれます。
① AIグラス(カメラ・音声AI重視)
普通のサングラスや眼鏡に見える外観で、カメラと音声AIを内蔵したタイプ。ディスプレイは非搭載か最小限で、日常使いのしやすさが特徴です。代表例はRay-Ban Metaで、装着していてもスマートグラスと気づかれません。
② ARグラス(ディスプレイ搭載・情報表示型)
レンズ内に小型ディスプレイを搭載し、視界に翻訳・ナビ・通知などの情報をリアルタイムで表示できるタイプ。Rokid、XREAL、Even Realities G2などが代表的です。機能が豊富な分、サイズや価格はやや大きめになります。
私が欲しかった機能
購入前に「これができないと意味がない」と思っていた機能がこちらです。
- ハンズフリー撮影:犬の散歩中に両手がふさがっていても撮影できる
- リアルタイム翻訳:視界に字幕が出る
- テレプロンプター:プレゼンや動画撮影時に原稿を視界に表示
- 音声メモ:アイデアが浮かんだ瞬間に即記録
- ナビ表示:スマホを出さずに地図を見たい
人気スマートグラス 比較表
2026年時点で話題のモデルを比較しました。
| モデル | 価格 | ディスプレイ | カメラ | AI | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ray-Ban Meta Gen2 | 73,700円〜 | なし | ✅ | ✅ | 自然な見た目、世界No.1販売台数 |
| Even Realities G2 | 99,800円 | ✅(ミニマル) | なし | ✅ | 超軽量36g、4日間バッテリー |
| Rokid スマートAIグラス | 109,890円 | ✅ | ✅ | ✅ | 全機能搭載、翻訳・撮影・ナビ対応 |
| XREAL One | 64,800円 | ✅(高精細) | なし | △ | 映像・ゲーム向け大画面表示 |
| RayNeo Air 3s | 39,800円 | ✅ | なし | △ | コスパ重視の入門モデル |
Rokid スマートAIグラスとは?
中国のスタートアップ「Rokid」が開発したスマートグラスで、日本ではMakuakeのクラウドファンディングで先行販売。応援購入額6億円超・サポーター7,400人超という大ヒットになりました。
最大の特徴は「全部入り」であること。ディスプレイ・カメラ・AI・翻訳・ナビ・テレプロンプターをすべて1本のメガネで完結できます。
主な機能
- リアルタイム翻訳(オンライン89言語・オフライン8言語)
- ハンズフリー写真・動画撮影(最大10分/本、32GB内蔵)
- ChatGPT / Gemini によるAI音声アシスタント
- Googleマップ ナビ視界表示
- テレプロンプター(スマートスクロール対応)
- 音声録音→AI文字起こし・要約(話者分離対応)
- エージェントストアでアプリ追加可能
購入方法と価格
Rokid スマートAIグラスはRokid日本公式サイト(jp.rokid.com)から購入できます。価格は109,890円(税込)。海外では「Rokid AI Glasses Style」という廉価版(約350ドル)も販売されていますが、これはディスプレイなしの別モデルです。間違えないよう注意。
目が悪い方は別途、度付きインサートレンズが必要です(アイジャパンオンライン:17,600円)。コンタクトレンズで代用することも可能です。
実際に使ってみた感想
購入してよかったと思う場面は主に3つです。
犬の散歩・ドッグランが一番使えています。リードを持ちながら愛犬をハンズフリーで撮影できるのは本当に便利。スマホを取り出す前に、自然な目線で動画が撮れます。
カスタムコマンドも地味に便利です。2本指タッチで起動するカスタムコマンドが設定できるので、自分好みのAI操作をワンタッチで呼び出せます。私は目の前にいる犬の犬種を調べたり、食事の栄養素を確認するコマンドに設定しました。ちょっとした好奇心をその場で即解消できるのが気に入っています。
AIとすぐ会話できるのも大きな魅力です。何かを確認したいとき、今いる場所の情報を調べたいとき、行き先や乗り換え時間を聞きたいときなど、スマホを取り出さずにその場でAIに話しかけられます。思ったより自然に使えるので、日常の「ちょっと調べたい」が一気に解消されます。
一方でジムはあまり向いていません。汗・ズレ・周囲への音声コマンドの問題があるため、現実的ではないと感じました。
購入前に知っておきたい注意点
実際に使ってみてわかった、購入前に知っておきたいことをまとめます。
① 目が悪いと文字が見えない
Rokidのディスプレイは5メートル先に焦点を結ぶ設計のため、裸眼で視力が悪い方はディスプレイの文字がぼやけて見えません。解決策は「度付きインサートレンズを作る」か「コンタクトを装着して使う」の2択です。度付きレンズはアイジャパンオンラインやJUN銀座店で作れますが、配送に時間がかかること(中国からの輸送の場合1〜2週間)も頭に入れておきましょう。コンタクトで試してから注文するのがおすすめです。
② 晴れた日の屋外では文字が見えにくい
ARディスプレイは光が強い環境に弱く、快晴の屋外では表示が洗い流されて読みにくくなります。日陰や室内では問題ありませんが、真夏の直射日光下では正直厳しい場面も。屋外メインで使う予定の方は事前に覚悟しておくと良いでしょう。
③ スマートフォンがないと動かない
Rokidはスマホとのペアリングが前提で設計されています。翻訳・AI・ナビなどの主要機能はスマホがそばにないと使えません(6メートル以内が目安)。スマートグラス単体で完結するデバイスではないため、スマホを持ち歩かない使い方には向きません。
まとめ
スマートグラスはまだ発展途上のジャンルですが、「ハンズフリーで情報を取得・記録できる」という体験は確実に新しいものがあります。特に犬の散歩・プレゼン・買い物など、両手がふさがりやすいシーンとの相性は抜群です。
一方で「目が悪い」「屋外で使いたい」「スマホを持ち歩かない」という方には向かない場面もあります。購入前にご自身の使い方をイメージしてから選ぶことをおすすめします。
私自身はRokidを選んで概ね満足していますが、度付きレンズ問題だけは購入前にしっかり調べておけばよかったと少し後悔しています。同じ轍を踏まないよう、この記事が参考になれば嬉しいです。


コメント